脂肪酸の特徴と働きは種類によって違う!健康と栄養の知識

飽和脂肪酸の過小摂取は危険!?悪者のイメージは間違い?

 

脂質と脂肪酸のこと

 

 

脂肪酸は脂質のほとんどを構成している成分です。

 

オレイン酸、リノール酸など、数多くの種類があり、40種にもおよびます。

 

 

 

そもそも脂質は、炭水化物・たんぱく質と並んで、人間の三大栄養素で

 

1gで9kcalのエネルギーを供給してくれる、最も効率のいい栄養なのです。

 

 

脂質のうち90%は中性脂肪で、体に取り入れると、

 

膵臓で分解され、モノアシルグリセロールと脂肪酸になります。

 

 

そして、この脂肪酸がその種類によって、体に様々な働きを起こしてくれるのです。

 

 

 

 

 

脂肪酸の種類と構造

 

 

脂肪酸は大きく分けると、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けることができます。

 

 

 

違いは、脂肪酸を構成する炭素の結合が、すべて一本で繋がれていれば

 

飽和脂肪酸で、二本で繋がれているものがあるのが不飽和脂肪酸です。

 

 

結合の仕方が少し違うだけなんですが、これが各脂肪酸の

 

特徴や働きに関係してきて、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸では、

 

同じ脂質という栄養なのに驚くほど違いがあります!

 

 

 

また、不飽和脂肪酸の中でも、炭素が二本で繋がれている二重結合が

 

一つのものを一価不飽和脂肪酸といい、二重結合が二つ以上のものを

 

多価不飽和脂肪酸と言います。

 

 

 

 

飽和脂肪酸の働き

 

 

飽和脂肪酸は化学的に安定していて、常温だと固体で溶けない脂の状態です。

 

水素原子が炭素原子とすべてくっついていて、飽和しているから、

 

酸素原子が結合して酸化しにくいのも特徴です。

 

 

 

飽和脂肪酸は主に、動物性のものがあります。

 

牛脂とか、ラードとか固形の脂を想像して頂くと分かりやすいと思います。

 

動物の肉の他には、乳製品にも含まれていて牛乳やバターの脂肪も飽和脂肪酸です。

 

 

 

飽和脂肪酸は植物性のものあり、ココナッツオイルや

 

パームオイルが飽和脂肪酸を含みます。

 

 

体内でも個体の状態なので血液の粘度を上げる作用があり、

 

摂取し過ぎるとドロドロで流れにくい血液になります。

 

 

 

また、コレステロールと中性脂肪を増やすのがこの飽和脂肪酸で、

 

動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞を招くとされ脂肪の中では悪者

 

とされていました。

 

 

 

逆に不足し過ぎると、血管がもろく弱くなったり、脳出血を招きます。

 

 

 

主に肉食の人が飽和脂肪酸に偏っていたり、過多ぎみのリスクがあります。

 

 

 

飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸のよくある勘違い

 

 

とは言え、巷で言う「飽和脂肪酸は中性脂肪やコレステロールを増やす」

 

「肥満の原因になる」などの悪者説は必ずしも正しくありません。

 

 

というのは、飽和脂肪酸にも、牛肉の中のステアリン酸は善玉コレステロールを増やして

 

悪玉コレステロールを減らしてくれます。

 

 

 

また、肥満の主な原因は糖質で、過剰に糖質を摂りすぎることにより

 

インスリンが分泌され、中性脂肪として体に蓄えられるんです。

 

 

エネルギーとして使いきれなかった脂肪酸を

 

体外へ排出する機能も身体にはあります。

 

 

 

 

このように間違った脂肪酸の認識によって、植物性の油や

 

不飽和脂肪酸がやみくもに体にいいと思い過剰に摂取してしまいます。

 

 

どんな栄養も過剰摂取と過少摂取はバランスを崩し、

 

栄養が偏ってしまうことによって体調を悪くしてしまします。

 

 

不飽和脂肪酸の記事はこちら